まつみレディースクリニック三田

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インフルエンザ:スタッフブログ(196)

みなさん、こんにちは。

10月に入り涼しい日々が続いていますが、体調崩されてないでしょうか。

最近、ニュースでインフルエンザについての報道を目にするようになりました。

 

今年の冬は新型コロナウイルス感染症の流行もあり、インフルエンザワクチンの需要が高まる可能性が考えられます。

今年は例年よりも多く約6300万人分のワクチンを供給予定とも言われています。

 

みなさんご存知のように、インフルエンザは高齢者や基礎疾患のある方、乳幼児が罹患すると重症化する恐れがあります。

そのため、厚生労働省では、

10月1日〜のワクチン接種は、①65歳以上の方②60歳〜64歳の慢性高度心・腎・呼吸器機能不全の方、

10月26日〜のワクチン接種は、①医療従事者②基礎疾患を有する方③妊婦④生後6ヶ月から小学2年生

が優先的に接種するよう呼びかけています。

 

先日、「妊娠中、インフルエンザのワクチンは打てますか?」との質問を受けました。

産婦人科診療ガイドラインでは

「妊婦へのインフルエンザワクチン接種はインフルエンザの重症化予防に最も有効であり、母体および胎児への危険性は妊娠全期間を通じてきわめて低いと説明する」

とされています。

 

妊娠中は免疫機構に変化が起こるため、妊娠する前と比べて感染しやすく、かつ妊婦のインフルエンザ感染症は重症化しやすいです。

そのため、妊娠中のワクチン接種は世界的に勧められています。

また、母体の免疫獲得により胎盤を介して胎児へも抗体が移行するため、妊娠中のインフルエンザワクチン接種は出生後の乳児のインフルエンザ感染の防御や重症化防止へのメリットもあることが分かっています。

ちなみに、胎児へ感染すると影響を与えうる感染症には、麻しん、風しん、水痘、おたふくかぜがありますが、これらは生ワクチンで妊婦は妊娠全期間を通して接種することはできません。

 

当院では、小児と高齢者のインフルエンザ予防接種対象施設となっております。

ワクチンが届きましたら当院ホームページのお知らせにアップしますので、WEBからご予約していただき、保健所から届いた受診票をご記入の上、忘れずにご持参ください。

なお、インフルエンザワクチンは重症化予防の効果はありますが、発症を完全に防ぐことはできず、体調により副反応が生じる場合もあります。

特に基礎疾患のある方は主治医よりワクチン接種が可能かどうか必ず確認をしたのち、ご予約をお願いします。

 

Withコロナとも言われている時代、コロナ下でのインフルエンザの大流行を防ぐためにも手洗い・うがい、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを確保し、感染対策を徹底していきましょう。

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