今回は新型コロナウィルス感染症により、やはりWEB開催となってしまった第42回日本エンドメトリオーシス学会の参加報告です。

2月11日、建国記念日、いそいそとクリニックに行き、ZOOMの設定をしてライブ配信に参加しました。

ライブ配信されたのは、特別講演の「今話題の子宮内膜および子宮内膜症の遺伝子変異」とシンポジウム2「子宮筋腫の発症メカニズムと薬物治療・手術療法の最前線」でした。

最初が子宮内膜症で次が子宮筋腫の話ですが、子宮内膜症については何回かブログで取り上げていますので、今回は子宮筋腫についての演題を解説します。

シンポジウム2は子宮筋腫についての基礎的な演題2つと臨床の演題2つで構成されていました。

演題は、基礎が「子宮筋腫の発生進展メカニズム」、「子宮筋腫と性ステロイドホルモン」という2つの演題で、臨床は子宮筋腫の術前治療と腹腔鏡下手術についてのものでした。

基礎医学は昔から好きなので、今回は「子宮筋腫の発生進展メカニズム」についてわかりやすくお話してみたいと思います。

演者は山口大学の前川亮先生、座長は山口大学の杉野法広先生です。

前置きが随分と長くなりましたので、次回からこの演題を小分けにして少しずつ解説します。