23日の水曜日はクリニックを休診にしまして、東京大学産婦人科にて医療連携の会議に出席してきました。
ちょうど、当院からご紹介しました患者さまの外来子宮鏡手術が予定されていまして、会議終了後には、平池准教授に手術の見学をさせていただきました。
これまでこの手術を実際に見たことがなく、手術が必要な子宮内膜ポリープの患者さまをご紹介するにあたり、一度、手術を見学したいと常々考えていました。
医局を訪ねるのは久しぶり。
談話室の隣の部屋の医局秘書さんにもご挨拶しまして、そのまた隣りの主任教授室にも一礼。
東京大学産婦人科のホームページにある大須賀主任教授の「東京大学産婦人科学教室の教室員の皆さんへ」のメッセージの中では、昔の海軍兵学校でも使われていた「五省」が紹介されています。
「五省」は五つの訓戒で、当時の言葉で表すと次のようになります。
1.至誠に悖(もと)る勿(な)かりしか
(誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか)
2.言行に恥づる勿かりしか
(発言や行動に、過ちや反省するところはなかったか)
3.氣力に缺(か)くる勿なかりしか
(物事を成し遂げようとする精神力は、十分であったか)
4.努力に憾(うら)み勿なかりしか
(目的を達成するために、惜しみなく努力したか)
5. 不精に亘る勿なかりしか
(怠けたり、面倒くさがったりしたことはなかったか)
以上は、社会人として生きる姿勢、臨床に取り組む姿勢、研究に取り組む姿勢のいずれにも当てはまります。
自己への訓戒にしたいと思います。
「東京大学産婦人科ホームページ・教授室から」より一部改変引用
会議終了後、医局から外来棟に移動。
大学病院で働く先生方の雰囲気に刺激を受け、新鮮な気持ちになりました。
実際に手術を見学しまして、無事に手術を終えました患者さまともお話出来ました。
術後、平池准教授にはご丁寧に手術の解説をしていただきまして、詳細については、東大病院産婦人科にて医療連携の会 (後編)をお待ち下さい。
手術見学ののち、研究棟の医局に戻り、談話室でくつろいでいると大須賀教授にもわざわざお声がけいただき、
「医局は暖かいなあ。」
と思いました。
久しぶりに訪れた三四郎池は明るい夏の日差しに反射して、若々しい水草の近くの水面がきらきらとまぶしかったです。
帰り際に、湯島天満宮へお参り。
「二礼二拍手一礼」が正しいお作法です。
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