まつみレディースクリニック三田

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妊娠中のセックス:スタッフブログ(257)

妊娠中のセックスのことは、なかなか人には聞きにくいものだと思いますので書かせていただきます。

セックスは夫婦のコミュニケーションの一つです。

赤ちゃんへの影響を心配しできないや、パートナーが可哀想だからといって体調が優れないのに応えるなど、悩まれる方も多いのではないかと思います。

 

一般的には、妊娠初期はつわりなどで体調や気分が優れない、お腹や乳房が張ったりするため控えて、安定期に入った5ヶ月以降でと言われています。

ですが、ルールを守れば、妊娠中でも大丈夫だと言われています。

基本は、短く浅く、優しくです。

深く挿入したからといって、赤ちゃんに届くことはありませんが、あまりにも深く挿入し刺激が強過ぎるお子宮の収縮を促してしまう可能性もあります。

ただ、以下の場合は控える必要があります。

 

●出血がある

●おなかが張る

●おりものが臭うなど、いつもと違う状態

●子宮頸管が短くなっていると言われている

●前置胎盤

●子宮頸管無力症

●安静の指示がある

 

などです。

少しでも体調がすぐれないときはやめましょう。

また、負担がかかる体位やハードなセックスは避けてください。

途中でおなかが張ってきたりした場合も、すぐに中止してください。

 

注意事項としては、必ずコンドームを使用することです。

精液に含まれるプロスタグランジンには、子宮収縮を促す作用があります。

また、性感染症の予防にも有効です。

感染予防の観点では、腟内に指を入れるのも妊娠中は自浄作用が低下しているため、細菌に感染する可能性や、腟内に傷がついて出血する可能性があります。

セックス前後は感染予防のため清潔にして過ごしましょう。

 

繰り返しますが、無理は禁物です!

お互いに不満が溜まらないよう、パートナーさんとお互いの気持ちを伝え合いましょう。

セックス以外でもコミュニケーションは沢山あります。

 

最後に、男性へひとこと!

妊娠、出産は命がけです。他人事では困ります!

理解をもち、優しくいたわってあげてください😊

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