みなさん、こんにちは。
看護スタッフです。
急に寒くなってきましたね。
緊急事態宣言があけて人流が増えてきました。
わたしは最近、池袋の水族館に行ってきました。
屋外施設の空飛ぶペンギンやペリカンにはびっくりしました。
地方の水族館しか知らないわたしにとっては新鮮でした。
不妊症に悩むカップルの約半数は男性側に原因があり、この男性不妊症の割合は近年増加してきています。
男性不妊症の原因は多岐にわたりますが、造精機能障害が大多数を占めています。
しかし、生殖年齢にあたる男性は通常、仕事を優先することが多く、医療機関への受診意欲が低い方が多いです。
今回は、男性不妊の性機能障害の勃起障害(erectile dysfunction:ED)についてお話したいと思います。
勃起障害とは、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態とされています。
男性不妊症のおよそ30%が勃起障害であることが調査で明らかになってきました。
原因としては、喫煙、高血圧、糖尿病、心疾患、うつ病、脊髄損傷、ストレス、不安などがあります。
治療法は、PDE5阻害薬による薬物療法や血管性勃起障害に対する手術療法までさまざまな方法があります。
PDE5阻害薬としては、バイアグラ、レビトラ、シアリスが有名ですが、当院では、シアリスの取り扱いがございます。
海外では「ウィークエンド・ピル」と呼ばれており、持続期間が長いのが特徴です。
副作用としては頭痛、紅潮、ほてり、消化不良などがあります。
当院では精液検査も実施しております。
一般精液検査は、男性不妊症の診断根拠として重要かつ不可欠で、男性の授精能を間接的に評価するもっとも基本的な検査です。
禁欲期間は2日以上7日以内です。
7日を過ぎると精液量や濃度は増加しますが、運動率や正常形態精子の割合が減少することが報告されています。
精液の性状は変動が大きいこともあるので複数回検査することをお勧めしています。
検査結果は当日お伝えできます。
精液所見がとても悪く専門的な治療が必要な場合には、他医療機関への紹介も可能です。
このように、当院では女性不妊治療がメインですが、男性不妊治療も行なっております。
勃起障害がある方や今後のために精液検査をご希望される方はぜひ一度ご来院ください。