こんにちは!事務スタッフです。
最近は暖かくなり、桜の季節になりましたね。
東京でも満開になりました。
クリニックの近くの芝公園でも桜が見頃を迎えています。
芝公園は東京タワーをバックに桜を観賞することができるおすすめの桜スポットです。
ご来院の際にはぜひお立ち寄りください!
さて、本日は私の大学生活をご紹介したいと思います。
私は都内の医学部に通う3年生で、ご縁があり当クリニックでアルバイトをしています。
医学部と聞くと、毎日講義や実習で忙しそうと思われる方も多いかもしれません。
たしかに数年前まではそうだったのですが、新型コロナの影響で講義が全てオンラインになり、登校日がかなり減りました。
現在は実習のために週2-3日ほど学校へ通っています。
3年生の実習では病理実習というものを行います。
「病理」という単語はクリニックでも使うのでご存知でしょうか。
病理とは身体から採取した検体を染色して、病変の有無を検査し、それを診断することです。
病理実習では様々な病変組織をスライドガラスに乗せて、顕微鏡で観察します。
実際に顕微鏡で覗いてみると、肉眼ではわからないことがたくさん見えてきます。
例えば、がん細胞を顕微鏡で覗くと細胞の核が大きく、不整になり、核分裂が増加している様子が見られます。
そのため、同じ子宮の組織でも、良性腫瘍である子宮筋腫はきれいな細胞の並びを保ったまま増殖していますが、悪性腫瘍である平滑筋肉腫は核が膨れた細胞が密集してぐちゃぐちゃに増殖している様子が見られます。
これを見ると、たしかに子宮筋腫は良性腫瘍なのだと実感することができます。
病理検査は身近なものでいうと、子宮頚がん検診に用いられています。
子宮頚がん検診は子宮の入り口の組織をブラシを使って採取し、それを専門機関の方が顕微鏡で検査をします。
子宮頚がんがある場合は、先ほどの核が不整な細胞、つまりがん細胞に似た細胞が顕微鏡で多くみられます。
この細胞が多いと子宮頚がんが疑わしいという診断になります。
子宮頸がん検診は簡便な検査ですが、がんの可能性を十分に診断することができ、早期発見ができる非常に優れたものだと私は思います。
お忙しいとは思いますが、がん検診の案内が来たらぜひお時間のあるときに検査していただきたいと思います。
当院でも港区子宮頚がん検診を行っておりますので、港区にお住まいの方でクーポンをお持ちの方はぜひご来院ください。
うららかな好季節、どうぞ心穏やかにお過ごしください。