みなさん、こんにちは!看護スタッフです。
4月、春らしくなってきましたね。
わたしは1月からシャインマスカットを育てていますが、ついに葉がつきはじめました!
ブドウの房になるまでは、2年かかるそうなので来年の春が楽しみです。
さて、本日は、乳酸菌のサプリについてお話したいと思います。
現在、当院では、ラクトフェリンとフェミラクトの取り扱いがございます。
ラクトフェリンは母乳に多く含まれる多機能性の糖たんぱく質で、初乳に多く含まれており、生まれたばかりの赤ちゃんを、病原菌やウイルスから守る働きをしている大事な成分です。
成人においては、外気に触れる機会の多い、涙、唾液、子宮頚管粘液にラクトフェリンは含まれており、外から侵入する病原菌が侵入しないようにバリアの役目を果たしています。
ラクトフェリンは、内側からお母さんと赤ちゃんを守るために大切なものなのです。
フェミラクトは、乳酸菌として、膣内の悪玉菌の増殖を抑え、膣内環境を正常に保つ働きがあります。
膣内環境が悪化すると、細菌性膣症を発症しておりものが変化・臭いが気になる、外陰部がかゆくなること等の症状があらわれます。
膣内環境を改善するために、膣内の善玉菌(デーデルライン桿菌)の増加をサポートする乳酸菌の摂取が注目されています。
ラクトフェリン(プレバイオティス)とフェミラクト(プロバイオティクス)との違いですが、役割が違います。
わかりやすく説明すると
・ラクトフェリンは、体内にいる菌を育てます。
・フェミラクトは、菌を体内に注入します。
このため、ラクトバチルス属がいない方は、フェミラクトを内服してからラクトフェリンの内服をお勧めしています。
通常は、1カ月フェミラクトを内服して頂き、その後、ラクトフェリンを内服して頂いております。
すでにラクトバチルス属がいる場合は、ラクトフェリンの内服からお勧めしております。
当院では、膣内環境を整えると着床率が上がるという報告がありますが、妊婦さんにもお勧めです。
妊婦の約30%は膣内環境が悪化しているといわれていて、膣内環境が悪化し細菌性膣症等を発症すると、早産や低出生体重児等のリスクが高まります。
気になった方は、スタッフにお声がけお願いします。