まつみレディースクリニック三田

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第27回アジア・オセアニア産婦人科連合会議 (the 27th AOFOG conference)(1)「バリ」

5月にインドネシアのバリで第27回アジア・オセアニア産婦人科連合(AOFOG)国際会議が開催される予定です。

 

抄録の締め切りは随分前でしたが、学会でのプレゼンテーションの資料を提出する期限が4月30日だったので、4月に入ってからはこの仕事を日々の診療や新人スタッフ研修、年度替わりの事務手続きの合間に行っていました。

 

学会発表は昔から好きで、開業をする前にも、東京医科大学分子病理学教室と共同研究で、免疫組織化学(免疫染色)を用いた比較的簡単な子宮内膜症患者の臨床研究を、開催地台湾まで出張して国際学会発表したものです(過去ブログ参照)。

 

Significance of CA125-positive histiocytes by immunocytochemistry of peritoneal wash and ascites cytology in diagnosis of endometriosis.

Hirotaka Matsumi, Akinori Miki, Atsushi Kurata, Koji Fujita, Masahiko Kuroda

ACE 2018 TAIWAN 台湾 (台北) 2018年

※当院HP業績の項目より抜粋

 

さて、繰り返しになりますが、AOFOGとはアジア・オセアニア産婦人科連合の略で、今年はインドネシアのバリで開催予定です。

バリには世界的なリゾートエリアが点在し、ビーチでのアクティビティやスパを楽しみながらのんびり過ごすには最高の場所です。

一方で、歴史と伝統を感じさせる寺院も多く、独自の文化や芸術も豊富です。

バリの現地まで出張するのを楽しみにしておりましたので演題を2題も提出してしまいましたが、今年もコロナ禍が続きWEB参加との残念な結果となりました。

これから数回にわたり、この研究内容を解説したいと思います。

 

1つ目の演題名は「Successful prenatal genetic diagnosis for a pregnant woman with a history of repetitive pregnancies with chromosome 7-involving abnormalities.」です。

この発表は、永松准教授と当院の診療を手伝ってくれている藤井達也先生の所属する東京大学産婦人科、愛育病院百枝院長(演題提出当時は聖路加国際病院副院長)、山王病院藤井知行院長との共同研究となります。

一言で分かりやすく説明すると、先進的な次世代遺伝子解析技術を用いた出生前診断および遺伝カウンセリングについての症例報告になります。

 

2つ目の演題名は「Possible association of anti-beta2-glycoprotein I/HLA-DR complex antibody with systemic hypercoagulation and clinical outcomes of our clinic in patients with a history of recurrent pregnancy loss (RPL) 」です。

この発表は、東京大学産婦人科永松准教授との共同研究となります。

この研究は当院で行った最初の臨床研究で、不育症の診断に役に立つ新しい検査(ネオセルフ抗体検査)についての臨床統計を中心とした報告です。

 

2つの演題ともに当院HPの業績の学会発表のところにすでに追加してありますので、宜しければ業績を覗いてみてください。

 

長くなりましたので、解説は次回からとなります。

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