みなさんこんにちは。
週末は初夏のような季節になりましたね。
いかがお過ごしでしょうか。
私は医学部3年生をしています。
最近ではオンライン授業に加えて、実習に参加する日々が続いています。
今回は先日参加した細菌学実習についてお話したいと思います。
細菌をグラム染色という染色法で染めました。
まず、青い色素で染め、アルコールで脱色した後、今度は赤い色素で染色するのです。
その結果、グラム陽性菌は青く染まり、グラム陰性菌は赤く染まります。
グラム陽性菌の代表はブドウ球菌、グラム陰性菌の代表は大腸菌があげられます。
なぜ、このように染め分けられるのでしょうか。
グラム陰性菌とグラム陽性菌の違いは細菌の細胞の壁にあります。
グラム陽性菌は厚い細胞の壁(細胞壁)を持ちますがグラム陰性菌は薄い細胞壁を持ちます。
グラム陽性菌は厚い細胞壁のおかげでアルコール処理をされても細胞壁は壊れませんが、グラム陰性菌では細胞壁が薄いのでアルコール処理によって細胞壁が壊れてしまうのです。
これによって、グラム陽性菌は青く、グラム陰性菌は赤く染まります。
他にも実習や授業が多く大変ですが、なんとか壁を乗り越えられるよう頑張ります。
5月が終わり、新しい環境にも慣れてきた頃でしょうか。
焦らず一歩ずつ進んでいけるといいですね。