細菌学実習:スタッフブログ(354)|まつみレディースクリニック|港区・田町・浜松町の産科・婦人科・不妊|女医在籍

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細菌学実習:スタッフブログ(354)

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みなさんこんにちは。

週末は初夏のような季節になりましたね。

いかがお過ごしでしょうか。

 

私は医学部3年生をしています。

最近ではオンライン授業に加えて、実習に参加する日々が続いています。

 

今回は先日参加した細菌学実習についてお話したいと思います。

細菌をグラム染色という染色法で染めました。

まず、青い色素で染め、アルコールで脱色した後、今度は赤い色素で染色するのです。

 

その結果、グラム陽性菌は青く染まり、グラム陰性菌は赤く染まります。

グラム陽性菌の代表はブドウ球菌、グラム陰性菌の代表は大腸菌があげられます。

 

なぜ、このように染め分けられるのでしょうか。

グラム陰性菌とグラム陽性菌の違いは細菌の細胞の壁にあります。

グラム陽性菌は厚い細胞の壁(細胞壁)を持ちますがグラム陰性菌は薄い細胞壁を持ちます。

グラム陽性菌は厚い細胞壁のおかげでアルコール処理をされても細胞壁は壊れませんが、グラム陰性菌では細胞壁が薄いのでアルコール処理によって細胞壁が壊れてしまうのです。

これによって、グラム陽性菌は青く、グラム陰性菌は赤く染まります。

 

他にも実習や授業が多く大変ですが、なんとか壁を乗り越えられるよう頑張ります。

5月が終わり、新しい環境にも慣れてきた頃でしょうか。

焦らず一歩ずつ進んでいけるといいですね。