まつみレディースクリニック三田

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まつみレディースクリニック三田

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第74回日本産科婦人科学会(1):「福岡」

8月5日から7日は福岡で開催された第74回日本産科婦人科学会に3日間参加してきましたので、3回のシリーズで学会参加報告を致します。

 

オミクロン株の急拡大により医療体制が逼迫しておりクリニックを休診にするのは最小限にしたく、夏季休暇を学会開催期間に設定しまして、5日早朝から福岡空港へ。

学会場では愛育病院の百枝院長や安達名誉院長、山王病院の藤井院長はじめ、港区産婦人科医会長の宮崎院長にもゆっくりご挨拶。

示唆に富む講演やシンポジウムをご発表された先生方からも日々の診療で疑問に思ったことやガイドラインには記されていない最先端の知識についてパーソナルに質問することができました。

不育症・慢性子宮内膜炎・着床障害のインターナショナルセッションでの発表も無事終えて、同じセッションで発表されている先生方とも情報交換。

東京大学産婦人科OB有志の会にも参加し、大変意義深い学会参加になりました。

 

当院は数多くの医療機関と顔の見える医療連携を構築していることにより、ダイレクトかつスムーズで「特別的な」紹介・逆紹介を実現している専門クリニックです。

今後もできる限り学会参加は続けたいものです。

 

久しぶりの博多です。

最終日は能古島観光やグルメも楽しみました。

さすがの港町、島からのオーシャンビューや肉厚のはまぐりなどの海の幸も素晴らしかったです。

 

前置きがながくなりましたが、学会参加報告の第1回は、初日の富山大学長の斎藤滋先生の不育症に対するセミナーの内容のポイント解説です。

講演は総説や抗PS/PT抗体におけるEGF様領域の話など、知識の再確認、復習になりました。

難治性不育症に対する、ガンマーグロブリン大量投与に対する、現状の(AMEDという研究機関の)研究成果も興味深かったです。

講演終了後に、同種免疫異常と免疫グロブリン大量投与に対する見解について質問してみましたが、ご丁寧に細かいデーターも教えてくださいまして、大変ありがたかったです。

 

会場でたまたま隣の席にいらっしゃた兵庫医大の福井准教授に、子宮内膜NK細胞の活性の測定方法について伺ったところ、まだ、研究段階でコマーシャルベースではないとのことでした。

着床障害に同種免疫異常が関与していることは、これまでにもよくお話してきました。

近く、子宮内環境における局所の同種免疫異常についても検査が出来るようになります。

採血でわかる全身の免疫状態も大事ですが、やはり、着床障害には子宮内環境における免疫異常が関与していると考えられますので、是非この検査が実用化されることを期待しています。

 

能古島のひまわり、島のまわりの海、海の幸のはまぐり、宜しければFacebookもご覧ください。

「子宮内膜NK細胞」「抗PT抗体におけるEGF様領域」を詳しく知りたい方は過去ブログ(2019年11月14日、2019年11月20日、2021年11月23日)もどうぞ。

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