みなさんこんにちは!
事務スタッフです^^
お盆も過ぎ、8月も終わりが近づいてきました。
お盆休み期間皆さんはどのように過ごされましたか?
夏には祭り、花火、プール、海といった夏ならではのイベントが盛りだくさんです。
今年はここ数年より制限の少ない夏となり、何らかのイベントに参加された方も少なくないのではないでしょうか。
私事で恐縮ですが、先日福島県の柳津市というところで行われる花火大会に行ってきました。
山々に囲まれてみた久しぶりの花火は本当に迫力満点で心動かされました…
地元の子供たちが「た~まや~」と叫んでいる微笑ましい光景を目にし、今回はその「たまや」また「かぎや」という、花火大会ではお決まりの掛け声について書いてみたいと思います。
この「かぎや」「たまや」という言葉は江戸時代に有名だった、花火師の屋号(店名のようなもの)である「鍵屋」と「玉屋」に由来しています。
「鍵屋」は1659年に初代弥兵衛が創業した花火屋で現在15代まで続き受け継がれているとのことです。
彼らはお稲荷さんを信仰しており、お稲荷さんの狐が、一方は鍵を、もう一方は玉を加えていたことから、鍵をとって屋号を「鍵屋」としたんだとか。
「玉屋」は八代目鍵屋の番頭だった清七が、1810年に暖簾分けをして立ち上げた花火屋です。お稲荷さんの狐が、玉を加えていたことから「玉屋」という名にしたそうです。
この二つの花火師は橋を挟んで下流・上流に分かれ花火を打ち合ったんだとか。
そして花火見物の観客たちが「より美しく素晴らしい」と思った方の花火を称賛する意味をこめて、「た~まや~!」「か~ぎや~!」と屋号を叫ぶようになり、それが現代まで残っているそうです。
「た~まや~」の方が聞き馴染みがあるのは、当時玉屋が圧倒的人気を誇っていたからだそうです。
東京での花火大会は中止になったものもありますが、全国単位でみるとまだ参加するチャンスはあると思うので、ぜひ機会があれば行ってみてください。
その時は「た~まや~」「か~ぎや~」の掛け声も忘れずに^^