新年おめでとうございます。
皆さまには、幸多き新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
おかげさまで、まつみレディースクリニック三田は開業して5度目の新年を迎えることができました。
2022年も新型コロナ感染症のため医療現場では厳しくつらい冬の季節となりましたが、ワクチン接種の普及などにより久しぶりに行動制限の解除された年末年始となりました。
海外からの日本に来られる方も増え、少しずつ日常生活が正常化しつつあります。
5度目の新年を迎えるクリニックですが、特に不育症や不妊症については着床障害や免疫異常にフォーカスした質の高いオーダーメイド医療の提供を心がけてきました。
診療のアウトカムを振り返ることにもつながるため、スタッフと一緒に臨床統計をまとめて学会発表をするよう努めてきましたが、おかげさまで、昨年度は国際学会での3つの演題を含む、5つの演題発表を行いました。
演題発表のうちの多くを占める、ネオセルフ抗体についての臨床研究は、2023年度以降も継続していく予定です。
現在、東京大学産科婦人科学教室の大須賀穣主任教授が会長をされる2月の日本産科婦人科学会東京地方部会と4月に神戸で開催される生殖免疫についての国際学会であるアジア生殖免疫学会での発表準備も進めています。
昨年度は、不妊治療の領域では、子宮内細菌叢検査(子宮内フローラ検査)の施設認定も受け、今後さらに着床不全・着床障害に注力した診断と治療を行ってまいります。
同時に子宮内フローラ検査と同種免疫についての臨床研究も開始し、この領域でも学会発表などを展開していく予定です。
年々、他のクリニックで結果の出ない方の受診される割合が増えてきましたが、HPにあります不妊治療の臨床統計も2022年度分を含めて、夏ごろまでには更新したいものです。
産科領域でも、2022年から超音波スクリーニング検査で中期胎児ドックに加えて、遺伝学的超音波検査である初期胎児ドックを導入しました。
昨年度は、9月より常勤スタッフが予告なく一気に1名になるというトラブルが生じたため、大幅な診療制限を行いましたが、2023年1月から常勤スタッフが3名に増えます。
新加入の常勤スタッフの研修が修了次第、さらにスタッフを増員予定ですので、興味のある方はこちらのエントリーも宜しくお願い致します。
当院は診療ブースが3つあり、医師も募集しております。
2023年度は、コメディカルだけではなく、非常勤医師を含めた診療チーム全体として幅広く医療を提供したいものです。
生殖内分泌・婦人科領域では、月経異常・月経困難症や子宮内膜症についての診断と治療も、スタッフの増員とともにオンライン診療を中心に再開予定です。
クリニックで最も大切なことは、質が高く居心地の良い医療を通して、患者さまが安心した生活を過ごされることだと考えています。
小さなクリニックではありますが、スタッフ一同、出来る範囲で港区の地域医療に貢献していく所存です。
今年もまつみレディースクリニック三田をどうぞ宜しくお願い致します。