こんにちは看護スタッフです。
前回は男性側の診療内容についてお伝えしましたが、今回は男性が診察を受けて指摘されることが多い精索静脈瘤の話をしていきたいと思います。
静脈瘤(じょうみゃくりゅう)という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、一般的に足のふくらはぎ辺りにボコボコとした血管のコブができる下肢静脈瘤を連想される方が多いのではないかと思います。
ボコボコした血管というイメージは同じなのですが精索静脈瘤は精巣の近くの蔓状静脈叢(つるじょうじょうみゃくそう)という場所の血管がコブのような形で拡張する病気になります。
原因として静脈の逆流により起こると言われていますが、コブの状態により軽度のものから重度のものまであり、重度のものだと朝は何も感じなかったのに、夕方になると足の付根あたりが痛むこともあります。
一般的な男性の10~20%にこの病気があると言われており、血液のうっ滞が起こることで精巣の温度が上昇し精子を作る能力が落ちてしまうため、男性不妊の原因の一つとなっています。
気になる方は診察時に医師へ相談していただければ男性不妊の専門の病院へご紹介します。