皆さんこんにちは。
看護部です。
本日は子宮鏡検査についてお話させていただきます。
子宮鏡検査とは、子宮の中に細いカメラをいれて、子宮の内部を直接観察するものです。
イメージ的には胃カメラと同じです。
超音波検査などで、子宮内部の筋腫やポリープが疑われる場合、原因不明不妊の場合などに行います。
子宮鏡検査は水を流しながら、直径3mmほどのカメラを子宮に入れていく検査となります。
観察していく際に、少しお腹が張った感じが生じることがありますが、医師が状態をみながら適切に処置をすすめていくのでご安心ください。
検査としては、5~10分ほどで終わるような検査です。
痛みのイメージとしては、生理痛のような痛みと表現されることが多いです。
検査を受けられる際に、不安はあると思いますが、当院では検査前に鎮痛剤を使用し、痛みの軽減に努めております。
少しでも安心して受けていただければと思います。
子宮鏡検査の結果、病理組織検査が必要と判断した場合、内膜組織採取を行う場合があります。
慢性子宮内膜炎を診断する場合、子宮内膜組織を採取し、顕微鏡で形質細胞という細胞を確認することが必要です。
検査を行う月経周期は必ず避妊をして来院してください。
当院では子宮内膜組織検査と同時に子宮内培養検査を行うこともあります。
これは、子宮内感染の原因菌を見つけるためです。
これにより原因菌と共に効果のある抗菌薬をみつけることができる場合があります。
細菌量が多いときにのみ検出されます。
慢性子宮内膜炎の検査は保険でも可能ですが、治療は自費診療になります。
混合診療は原則的にできませんが、他院で保険診療をされている方でも、同時に当院では自費診療を受けることができます。
このため、体外受精・胚移植を他院でされている方が、自費診療にあたる慢性子宮内膜炎の治療を受けに来られることが増えてきました。
このような患者さまに対して、港区在住の方には特別に補助があります。
詳しくは、港区のホームページをご覧ください。
子宮鏡検査は主に火曜日の浦田医師が行っています。
浦田医師は東京大学でも子宮鏡検査を担当しています。
院長も月曜日と金曜日の手術がないときは子宮鏡検査をしています。
ご希望のある方はスタッフまでお声かけください。