こんにちは。
事務スタッフです。
今回はインスタグラムでも紹介したおりものについてのお話です。
「おりもの」は、女性ホルモンの分泌や健康を判断するバロメーターです。
量やにおい、色などは生理周期(月経周期や健康状態によって変わっていきます。
〇おりものって?〇
おりものは、子宮頸部や子宮内膜、腟から出る酸性の分泌物、老廃物のことをいいます。
おりものは、女性のカラダを守るための大切なものなんです。
・腟内部のうるおいを保って粘膜を守る
・汚れを排出する
・細菌などが子宮内に侵入するのを防ぐ
・精子を受け入れやすい状態に変化させる
といった役割があります。
おりものはとても個人差が大きいのですが、中々他人とは比べられません。
そのため、気になるポイントは人それぞれです。
おりものの量が多く下着の汚れがきになる…
においが気になる…
香り付きや消臭機能のあるおりものシートを利用するなどと自分の悩みにあった対処法やケアを知ることで日々の暮らしをより快適にすることができます。
また、自分の年齢に応じた自分なりの「正常値」を知っておくことが重要になってきます。
〇おりものの変化は生理(月経)周期を知る目安に〇
女性の体は、女性ホルモンの影響を受けながら一定のサイクルで変化を繰り返しています。
このサイクルを生理(月経)周期といいます。
生理手記には卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が関係しておりものの量や状態が変化していきます。
自分なりにおりものの変化のパターンを知っておくことで「そろそろ排卵日かな?」「生理がちかくなってきたかも…」とカラダの状態を知る目安になってきます。
〇おりものの悩み〇
・におい・
誰にでも体臭があるように、おりものが多少におってもあまり神経質になる必要はありません。
ただ、おりものが下着についた下着をそのままにしておくと、ツンとした酸っぱいにおいや生臭さを感じることがあります。
気になるようであれば「お湯で洗い流し」たり、「下着をこまめに替え」たりしてみましょう。
あきらかにいつもと違う異常なにおいを感じたときは“性感染症”などが隠れている場合があるので婦人科で相談してください。
・べたべた・
腟やデリケートゾーンのうるおいのために、ある程度の量のおりものは必要です。
洗うときはお湯で問題ありません。
それでも気になる場合は入浴時に弱酸性のボディウォッシュを使用してみましょう。
ですが…
デリケートゾーンの洗いすぎは逆効果です。
雑菌から腟や子宮を守ってくれる常在菌まで滅菌し、腟の自浄作用を低下させてしまいます。
洗剤でかぶれたり、乾燥からかゆみを引き起こしたりすることもあるのでくれぐれも洗いすぎには注意しましょう。
また、おりもののついた部分がぱりぱりになるのはたんぱく質が含まれていてそれが固まっているだけなので異常ではありません。
・量が多い・
おりものの量が多い。
ときには下着をこまめに替える、おりものシートを使ってケアしましょう。
厚さ1~2mmとほとんどの生理用ナプキンよりもはるかに薄くて小さいので、下着をつけても違和感がありません。
長時間のつけっぱなしにすると、かぶれやかゆみの原因になってしまうので、こまめに交換しましょう。
〇過労やストレスで色が変化することも〇
カラダの免疫力が低下すると、最近の侵入を防ぐ膣の自浄作用が低下して「細菌性腟炎」という腟の炎症がおこることも。
細菌性膣炎になると、風邪をひいたときの鼻汁のように、おりものが黄色っぽく変化する場合があります。
おりものに混じる白血球の量が増えるのが原因です。
最近の種類によっては、もっと濃い色になることもあるので変化に気が付いた場合は、病院で相談してみてくださいね。
「おりものチェック」今日から習慣づけてみてください。