みなさんこんにちは。
事務スタッフです。
暑い日が続いていますが、水分補給をしっかりしていますでしょうか。
人間の体は約60%が水分で、その20%を失うと死に至ると言われています。
成人女性なら一日に必要な水分は2リットルくらいだそうです。
妊娠中の方はとくに全身をめぐる血液量が増え、水分量がさらに必要とされています。
脱水症状にもならないようこまめな水分補給をしっかり行ってください。
本日は『NIPT(新型出生前診断)』についてお話します。
NIPTとは、お母さんから採血した血液から生殖体の異常を調べる検査のことです。
NIPTでわかることは主に下記のような染色体の異常です。
①:1番~22番染色体(常染色体)の数的異常、特に、胎児のダウン症候群、21番染色体トリソミー(ダウン症候群)、18番染色体トリソミー(エドワーズ症候群)、13番染色体トリソミー(パトウ症候群)などの染色体の異常。
②:胎児の性別判定や性染色体の数的異常
99%を超える精度で胎児の性別を特定できます。
性染色体異常は常染色体異常に比べ比較的軽い症状が多く、中には気付かずに診断されていない人もいるとされています。
例えば、モノソミー(ターナー症候群)、トリプルX症候群などの病気について調べることができます。
③:微小欠失症候群
微小欠失症候群は染色体に本来必要である少量の遺伝物質がないことにより、引き起こされます。
どこの部分が欠失しているかにより症状や重症度は大きく異なりますが、身体の成長がゆっくりである、成長障害や全般的な知能発達に遅れが見える発達遅滞、内臓の奇形など伴いやすいのが特徴です。
NIPTは採血の検査ですが、検査で陽性になってしまった方は確定診断(羊水検査)を受けることもできます。
羊水検査ではお腹に針をさして羊水中の細胞を採取して染色体や遺伝子の異常を調べます。
最近ではNIPT(新型出生前診断)を行う方が増えています。
通常の妊婦健診のエコーで指摘があって、NIPT(新型出生前診断)を受けられる方、性別を知りたくて検査を受ける方、検査の目的は人それぞれです。
費用もかかってしまうため、気楽に行える検査ではないかと思いますが、生まれてくる赤ちゃんの状態を知って安心した妊娠生活を送って頂くために設けてみてもいいかもしれませんね。