こんにちは、看護スタッフです。
妊娠する前の食生活が大事なのは、妊娠した場合の体調をととのえるため、また、おなかの赤ちゃんのために葉酸などの栄養素が必要だからです。
妊活中から、そのための準備をしておくことが大切です。
妊活中は「妊娠したあとのため」に食生活に気をつけるのですが、それを「妊娠のため」と勘違いしないようにしましょう。
「これを食べれば妊娠する」といった妊娠率を上げる食品や食事は存在しません。
妊活中の食事といっても、特別なメニューやレシピがあるわけではありません。
一般的に健康によいとされる食生活を心がけましょう。
食生活の基本は、毎日の食事です。1日3食、さまざまな食材を取り入れて、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をしっかりとることが健康な体をつくります。
よくかんで食べる、あまり遅い時間に食べない、スナック菓子などをとり過ぎないといったことも、健康的な食生活に役立つことでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/content/000788598.pdf
こちらも参考になさってください。
また、妊娠を望んでいる女性が積極的にとりたいものが葉酸です。
妊娠初期に葉酸が不足すると赤ちゃんの神経系の発達に影響することがわかっています。
厚生労働省では、妊娠前から葉酸の栄養機能食品(サプリメント)を取り入れることを推奨しています。
ビタミンDは女性の生殖にとても重要で、ビタミンDが不足すると体外受精の妊娠率低下・習慣性流産への関連・新生児の体重や妊娠期間・妊娠高血圧症候群といった妊娠合併症・新生児の発育障害のリスクが高くなるとの報告もあります。
骨の材料となるカルシウムは妊娠中に大切な要素ですが、カルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助けるビタミンDも重要な栄養素のひとつ。
つまり、カルシウムを体内にきちんと取り込むには、ビタミンDが欠かせないのです。
当院でも各サプリメント取り扱いございますのでご希望の方はスタッフまでお声掛けください。
また食生活だけでなく、睡眠と適度な運動とも大切です。
睡眠は心身の疲労回復と脳を休めるためにも大事とされています。
生活リズムを作るためにも、同じ時間に就寝、起床するように心がけてみてください。
適度な運動は体力、筋力をつけるだけでなく、ストレス発散や気分のリフレッシュにもつながります。
ウォーキングやストレッチなど生活の中で取り入れやすい運動から始めてみてはいかがでしょうか。
妊娠に関する知識を深め、ご夫婦おふたりで健康的な体づくりも行ってみてください。