韓国のソンナム市で開催されました第2回アジア生殖免疫学会学術講演会の参加報告の続きです。
第2回アジア生殖免疫学会学術講演会(ACRI2024)はソンナム市のCHA Bio Complexで開催されました。
この学術講演会は、生殖免疫学の最新の研究成果を共有し専門家同士の交流を深める場として非常に重要なイベントです。
今回の学術講演会でも、生殖領域における免疫療法の新しい可能性についての多くの発表がなされ、活発な質疑応答がありました。
例えば、特定の免疫マーカーが着床不全の原因となる可能性、そして、免疫細胞の作用(=機能)を調整することが着床率を向上させるという発表などとても興味深かったです。
わたくしも不育症治療や着床不全不妊症、流産既往不妊症の領域で、免疫異常とそれを是正する免疫療法について、大学を離れ開業してからもクリニックで臨床研究を続けています。
今回、クリニックからは子宮内フローラと免疫異常や慢性炎症の関係についての研究成果を発表してきました。
学術講演会に参加することで、私たちは最新の知識を得るだけでなく、日本だけでなくアジア諸国の他の大学や研究機関の専門家の先生方とアカデミックで楽しい交流を深めることができました。
学術講演会の楽しい雰囲気に興味が持たれた方は、わたくしのFacebookも覗いてみてください。
これからも、まつみレディースクリニックは患者様に最良の治療を提供するために、最新の情報を取り入れて、発信してまいります。