第7回目になります第2回アジア生殖免疫学会学術講演会の参加報告です。
学会では多くの知識を吸収してきました。
7回目からは他の先生方から学んだ知識のご紹介です。
Facebookの写真にありますように、国際医療福祉大学永松教授を中心とした3ショットでもご一緒している東京大学の橋本先生の研究成果報告をわかりやすく紹介してみます。
橋本先生は胎盤に由来するエクソソームと妊娠高血圧症候群についての最新の研究成果を発表されました。
この研究は端的に説明すると、胎盤がどのようにして母体と胎児の間で情報を伝達し、妊娠の維持に重要な役割を果たしているかを解明するものです。
具体的には、ねずみや培養した細胞を使って胎盤から分泌されるエクソソームが、母体の腎臓や免疫システムにどのように影響を与えるかについて調べてました。
エクソソームは細胞間で情報を伝達する小さな膜小胞ですが、胎盤由来のエクソソームは母体へと送られることで、妊娠の維持や胎児の発育に重要な役割を果たしていることがわかりました。
少し説明を加えていくと、橋本先生の研究は、妊娠高血圧症候群(preeclampsia)のモデルマウスを用いたものになります。
ここまで書いてきて難しい単語が多くなってきたことに気が付いてきました。
難しい話を理解するには、予備知識が必要です。
妊娠高血圧症候群(preeclampsia)については、過去ブログ2020年12月6日「第35回日本生殖免疫学会総会(2)」
や
preeclampsia(妊娠高血圧症候群)については、過去ブログ2022年8月28日「Eclampsia」もブログの検索機能を使って覗いてみて下さい。
長くなりましたね。
続きは第8回をお待ちください。