ハブの毒にからまれると|まつみレディースクリニック|港区・田町・浜松町の産科・婦人科・不妊|女医在籍

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ハブの毒にからまれると

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ハブに噛まれると、身体は一瞬で緊張する。
からまってきた毒そのものが危険なのはもちろんだが、実際に症状を左右するのは 「身体がどう反応するか」 という点にある。

毒が入った瞬間、免疫は一気にスイッチを入れる。
炎症が暴走し、血管が広がり、凝固が乱れ、守ろうとする力が、ときに自分を傷つけてしまう。
この「過剰反応」という現象こそ、臨床免疫が向き合い続けているテーマ。

強い刺激に対して、免疫は強く過剰に反応しすぎることがある。
逆に、弱い刺激が長く続くと、気づかないうちに免疫が働かなくなる。

この「強すぎる反応」と「弱すぎる反応」のあいだで、私たちの身体はいつも揺れている。
臨床免疫学とは、免疫反応が身体の組織に与える影響を読み取り、その崩れたバランスを正常な範囲に戻すことを目指す学問です。
バランスの振れ幅をCRPやIL‑6、補体(C3・C4)といった指標の変化として読み取る。
どのようにしてこれらの指標、いわゆるバイオマーカーから身体を整えていく方向性を探ることこそが、臨床免疫学の役割です。

免疫は、防御システムと一般的には思われています。
外部の環境の変化や生活のリズムから心の状態といったもっと大きな要素を受け取りながら、身体は静かに調整を続けているのです。

ちなみに、ハブにかまれて冷静でいられる人がいたら、その人の免疫のほうがむしろ研究対象になります。