まつみレディースクリニック三田

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まつみレディースクリニック三田

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関東生殖医学会 (3) 「子宮内細菌叢」

関東生殖医学会の学会報告の続きです。 基調講演は西井修教授が座長をされまして、上杉富之成城大学文学部教授の「生殖補助医療をめぐる近年の社会的・文化的な変化と倫理的課題―文化人類学の観点からー」でした。 不妊症の患者さんの子宮内フローラ検査についての演題も大変勉強になりました。 腸内細菌、あるいは、腸内細菌叢、腸内フローラという単語を目にする機会があると思います。 フローラ(flora)は植物を示す...

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キックボクシング:スタッフブログ (63)

こんにちは。助産師です。 最近雨が多くて、電車が混んだり、髪がうねったり、どんよりしちゃいますね。 実はそんな気分を吹き飛ばしたくて、先日、初めてキックボクシングの体験に行きました。 暗闇の中で音楽に乗って、サンドバッグを蹴ったりパンチしたり。 かなり疲れましたが、日頃のストレスも発散できて、気持ちいい時間でした。 女性は日常のストレスのほかに、月経周期によって女性ホルモンが変化するので、気分のイ...

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関東生殖医学会 (2) 「PRP(Platlet Rich Plasma)と子宮内膜」

関東生殖医学会の学会報告の続きです。 最も聞きたかったのは先日の汐留の学会でさわりだけ伺った山王病院のPRP(Platlet Rich Plasma)を用いた不妊治療の臨床研究に関する発表です。 堤院長先生のご発表は相変わらず大変わかりやすく、会場からのわたしの質問にもご丁寧に答えてくださいました。 質問した内容を調べようと、関連する論文をいくつか斜め読みしてみました。 PRPに関する論文はいくつ...

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関東生殖医学会(1)「PTENとリン脂質」

昨日は関東生殖医学会に参加して勉強してきました。 今回の学会長は帝京大学溝口病院の西井修教授で、学会場の受付から以前お世話になった皆さんと懐かしい再会。 会場では、日本医科大学の明楽教授や埼玉医科大学の石原教授、恩師の矢野院長先生はじめ、高崎アートでお世話になり、先週もサシ飲みをご一緒した堀川先生などにもご挨拶できました。 聞きたかったのは先日の汐留の学会で聞いた山王病院のPRP(Platlet ...

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Up-to-Date on ART in 2019 (2)「物理的刺激による卵巣活性化」

体外受精の研究会 (Up-to-Date on ART in 2019)、大変勉強になりましたが、シンポジウムの中で一番印象に残ったのは「Live Birth Rate向上を目指した卵巣刺激について」です。   座長は聖マリアンナ大学名誉教授の石塚文平先生で、演者はセントマザー産婦人科医院院長の田中温先生でした。   田中先生の講演は、前半と後半に別れてましたが、面白かった前半...

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Up-to-Date on ART in 2019 (1)「堤治先生」

土曜日は外来終了後、生殖補助医療(体外受精胚移植)の研究会 (Up-to-Date on ART in 2019)にお邪魔してきました。 汐留です。   少し、早く学会場に到着いたしまして、オープニングリマークご担当の堤治山王病院長、クロージングリマークご担当の石原理埼玉医大教授などにご挨拶する時間もありました。   山王病院の堤治院長先生のオープニングリマークの要旨は、以下の...

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日本産科婦人科学会 (9): 小胞体ストレス

日本産科婦人科学会の報告の最終回です。 シンポジウムの残り2つの演題は、①卵巣小胞体ストレスの話と②子宮内膜幹細胞と上皮間葉転換の話でした。   とても難しく、日常の臨床にはあまり関係ないので、最初の演題の小胞体ストレスという単語の説明だけ。 小胞体ストレスとは、細胞の中の小胞体というタンパク質を変化させる(=修飾させる)ところに、構造が変化した(=変性した)タンパク質が蓄積している状態...

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日本産科婦人科学会 (8): 子宮内膜症の漢方薬

遅くなりました。 日本産科婦人科学会の学会報告の続きです。   ランチョンセミナーには、子宮内膜症に対する漢方療法の講演もありました。 演者は鳥取大学の原田省先生、座長は東京大学の大須賀穣先生でした。 内容を簡単にお話しすると、 子宮内膜症になるネズミを作成(モデルマウス)し、そのネズミに漢方薬を投与した結果、 ①マウスは痛みを感じる程度が減少し、痛みの原因となる物質(プロスタグランジン...

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日本産科婦人科学会 (7): 慢性子宮内膜炎 (その2)

日本産科婦人科学会のシンポジウム2、「妊孕性改善と生児獲得を目指したpreconseption care(プレコンセプションケア) 」で発表された「慢性子宮内膜炎」の話の続きです。 今回の発表は、子宮内膜が受精卵(胚)を受け入れる力(胚受容能)を検討するために体外受精胚移植の患者を対象とした臨床研究で、凍結融解した移植胚(受精卵)を用いて検討されてます。 内容としては、 ①慢性子宮内膜炎がある場合...

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日本産科婦人科学会 (6): 慢性子宮内膜炎 (その1)

遅くなりました。 4月に名古屋で開催された日本産科婦人科学会で勉強してきた内容の紹介の続きです。 シンポジウム2の「妊孕性改善と生児獲得を目指したpreconseption care(プレコンセプションケア) 」で発表された2番目の講演は「慢性子宮内膜炎」の話でした。 慢性子宮内膜炎が子宮内膜の機能と分化(=細胞が成長しその性質が変わること)に及ぼす影響とその治療について、要点は以下の5つです。 ...

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