昨夜はオフ。
久しぶりのコンサートです。
ミュージック、バーということで席は20席ほどの小さな会場でした。
2020年も早いもので 12分の1が過ぎました。
手術の導入も落ち着いた2月、ピアニストの内海清佳さんのコンサートがあるということで、いそいそと六本木です。
内海さんは、宮城県ご出身のとても可愛らしい方で、一昨年の冬のサントリーホールのコンサート以来です。
曲目はショパンの「幻想ポロネーズ」とスコットジョプリンの「エンターテイナー」がメイン。
「エンターテイナー」は映画の音楽で何度も聞いたことがあり、とても楽しめる曲です。
その他、ラベル、ドビュッシーなどの印象派の曲が多かったです。
音楽を聴き始めた、4年ほど前には「印象派」などという大それた単語は聞いたことすらありませんでしたが、少しは成長できたような気もします。
曲に題名がついていると、音からインスパイアされる感情から情景を想像できて、とても楽しいです。
ちなみに、inspireはspiro(=breathe、breathと同じ、呼吸する、呼吸)という意味の英単語と関係があります。
前半は、クラシック音楽。
ラストは「幻想ポロネーズ」。
スレンダーな内海さんですが、パワフルな情感たっぷりな演奏でした。
後半は、実写映画化でも話題のミュージカルの金字塔「キャッツ」より、あの名シーンと共に流れる「メモリー」に始まり、「ニューシネマパラダイス 」より「メインテーマ」など。
続いて、東北出身の内海さんがこの時期には是非聴いて欲しいとのことで、東日本大震災復興応援ソング「花は咲く」(辻井伸行編曲版)を、配布された歌詞カードとともに。
最後はタンゴの巨匠ピアソラのリベルタンゴを、ピアノソロバージョンならではの技巧的なアレンジを加えての演奏でした。
鍵盤の上の指の動きが見える席で、バイオレットのロングドレスも鑑賞できました。
アンコールもありまして、聴きごたえのあるプログラムとなりました。
冬寒い中、シナモンがほのかに薫るラズベリーのアルコールも嗜みまして、ミュージックバーをあとにしました。
ピュアな内海さんのピュアノのコンサートに癒されました土曜の夜。
ほっと、ひといき。
良いひとときを過ごせました。