こんにちは!事務スタッフです。
あっという間に肌寒い季節になりましたね。
久しぶりに長袖の服を着ると、一気に冬が近づいた気がします。
社会情勢的にも徐々に落ち着いてきている中で、去年よりも冬らしいイベントができることを願う毎日です。
さて、私事ではありますが、先日母に子宮頸がんのワクチンの接種を薦められました。
私が高校生のときに副反応のニュースがあり接種しなかったためです。
友人にワクチンの話を聞いている中で、そもそも子宮頸がんについて知らない方が多いことに気づきました。
そこで、本日は子宮頸がんについてお話できたらと思います。
子宮頸がんとは子宮下部の管状の部分に生じるがんのことを指します。
多くの区や病院でがん検診を行っていることからも、知名度が高い病気なのではないかと思います。
子宮がんの7割程度を占めており、20~30歳代の若い女性に増えてきています。
通常、早期にはほとんど自覚症状が無いため定期的ながん検診が必要となっています。
子宮頸がんは原因も発がん過程がわかっているため、子宮頸部異形成つまり子宮頸がんの前段階の段階で早期発見され、必要により治療を行えば怖いものではありません。
子宮頸がんの治療は、手術療法、放射線療法、化学療法の3つを単独、もしくは組み合わせて行います。
病気の進行期によって治療方法は異なりますが、早期発見できた場合には、手術療法で治療することができます。
妊娠・出産の希望がある場合には、子宮を温存する治療として子宮の入り口付近のみを部分的に切除する子宮頸部円錐切除術を行います。
局所麻酔下で腟から器具を入れて治療を行うため、傷をつけずに治療することができ、また回復も早くすぐに退院できます。
今後妊娠の予定がない場合には、子宮を摘出する手術が行われます。
お腹を切り開いて行う開腹手術と内視鏡で手術を行う腹腔鏡手術があります。
一般的に腹腔鏡手術の方が体への負担が少なく回復も早いです。
子宮頸がんに対する腹腔鏡手術は先進的な医療であるため実施可能な医療機関は限られています。
腹腔鏡手術につきましては、院長先生からより詳しくお話して頂くことも可能ですのでぜひお気軽にお声がけください。
このように、子宮頸がんはがんといっても治療方法が確立しているものであり、なってしまったからと言って子どもを産めないことが確定するものではありません。
しかし何よりも早期発見が必要になってくるものになります。
不安な方、検診を受けたい方はぜひ一度ご来院くださいね。
季節の変わり目になり体調を崩されるかたも多いかと思いますが、ご自愛ください!