まつみレディースクリニック三田

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ビタミンDとくる病:スタッフブログ(321)

みなさんこんにちは、看護スタッフです。

また新型コロナウイルスの感染が拡大し、まん延防止等重点措置が発令されました。

感染しないようさせないようひとりひとりの心掛けが大切です。

 

当院では、日付指定にはなりますがコロナワクチン接種が可能となっておりますので、ご希望の方はご連絡いただければと思います。

また、しばらくの間、ソーシャルディタンスを十分に取る必要がありますので、水曜日と土曜日は不育症や妊娠に関する患者さまだけが予約を取れるようになりましたので、ご安心ください。

 

1月より山王病院の中山先生が胎児ドックを担当されるようになりました。

先日早速、胎児の骨の異常を胎児ドックで出生前診断されて、患者さまは東京大学へ紹介となりました。

そこで、今回は、骨の病気で有名なくる病とビタミンDについてお話したいと思います。

 

現在、くる病に罹る乳幼児が増えているようです。

くる病とは、ビタミンDが足りないために、骨が柔らかく、曲がりやすくなり、伸びにくくなります。

そのため、O脚やX脚、歩行開始の遅れ、歩行が左右に振れる、身長の伸びが悪い、転びやすいなどの症状がみられます。

 

ビタミンDは脂溶性ビタミンの1つで、カルシウムやリンを骨に沈着させる働きを促したり、腸管からカルシウムやリンの吸収を促したりします。

ビタミンDが不足し続けると、子どもの場合は「くる病」、大人の場合は「骨軟化症」を招いてしまいます。

 

現在、母乳栄養で育てたいというお母さまが増えていますね。

母乳栄養には、赤ちゃんの感染症やアレルギー、肥満を予防するといわれ、メリットがたくさんがあります。

しかし、母乳にはビタミンDの含有量が少ないため、完全母乳のお子様ではビタミンDが不足する可能性があります。

くる病予防のためには、妊娠中から母親が積極的にビタミンDを多く含む食品やサプリメントを摂取するよう心がけることが大切です。

お食事で摂取する場合はサケ、マグロ、サバといった脂肪性の魚や牛のレバー、チーズ、卵黄、キノコ類、乳児用ミルクなどに含まれています。

 

また、近年、シミ予防や皮膚がん予防のため、紫外線を避けた生活をされている方がたくさんいらっしゃるかと思います。

しかし、ビタミンDの合成には、日焼けするより少ない量ですがある程度の紫外線が必要です。

紫外線対策をしすぎたときや、紫外線量が少ない冬の時期は、ビタミンDが不足しやすいです。

 

ビタミンD不足およびくる病の発症予防のためには、外に出て日光を浴びることも大切です。

妊婦さんは妊娠中からビタミンDを接種することを心がけていただき、お子様がいらっしゃる方は、適度な日光浴とお食事からビタミンDの摂取ができるよう工夫していただければと思います。

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